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リーズナブルで着心地のいい古着をリユース

良原リエさんに教わる
リメイク子ども服・前編

もともと「つくること」が大好きで、料理はもちろん、庭仕事やDIYなど、日々の暮らしの中で手づくりをたのしんでいるという、音楽家の良原リエさん。息子さんが産まれてからは、自身や旦那さまが愛用していた服をリメイクして、子ども服を手づくりするようにもなったとか。そんな良原さんに、セカンドストリートの古着を子ども服にリメイクしていただけないかとお願いしたところ、著書『たのしい手づくり子そだて』にも掲載されている「袖パンツ」をつくっていただけることになりました。「袖パンツ」は、息子さんのために最初につくった思い出の一着だそうです。前編では、「袖パンツ」にしやすい古着を探すため、良原さんとともにセカンドストリート足立保木間店を訪れました。 (2018年7月2日作成)

洗濯されて柔らかくなった古着は
子ども服へのリメイクに最適

日光街道沿いにある、セカンドストリート足立保木間店

今回、良原さんとともに向かったのは、東京都足立区にあるセカンドストリート足立保木間店。広い店内には、洋服や靴、バッグなどのファッションアイテムがズラリと並んでいます。駅から少し離れた場所にあるため、車でも来やすいように駐車場も完備。お客さまはファミリー層が多く、子ども服はもちろん、レディース、メンズの洋服やアクセサリーなどがリーズナブルな価格で販売されています。6歳の男の子のママである良原さんは、お店に入るとすぐにキッズコーナーをチェック。

「お安いのはもちろんですが、古着とは思えないほどキレイですね。子ども服は汚れたり破れたりしがちですが、みなさん大切に着られていたんだなと。ブランド品も手頃な価格で驚きました。リーズナブルで状態がいいので、何着も買いたくなってしまいます」

と、ママ目線でじっくりと子ども服を見ていた良原さん。ボブ・マーリーのロンパースを見つけると、「子どもが小さいときなら、絶対買ってました」とひとこと。音楽家らしい、さすがのセレクトです。

次に向かったのはメンズコーナー。大人のトレーナーやセーターの袖部分を切り取ってはぎ合わせたかわいらしい「袖パンツ」は、何度も着用して洗濯を繰り返し、生地がこなれて柔らかくなっている古着が最適なのだそう。中でも、袖筒の太さや長さなど、メンズのトレーナーやセーターが使いやすいのだとか。ズラリと並んだメンズ服の中から、最適な一品を探していきます。

今回つくっていただく「袖パンツ」はこちら

良原さんが最初に手に取ったのは、大人の男性が着こなすのは少し難しそうな、明るいピンクのトレーナーでした。

「えりやそで回りが伸びていないですし、生地も傷んでいなくていいですね。明るいピンクは大人の男性だと着る人を選びますが、子ども服にリメイクすると性別問わずに着られるキュートなパンツになります。値段も900円(税抜)とお安いですし。すぐにサイズアウトしてしまう子ども服には、このお値段は魅力的ですね。トレーナーは袖パンツのほかに、身頃の部分がサルエルパンツになるのでおトクですよ」

「こんなにお安いなら」と、良原さんは鮮やかなグリーンのパーカーと、グレーの水玉のカットソーの合計3着をセレクト。選ぶポイントは、布地の厚みや袖筒の太さだそうです。

「グリーンのパーカーは丈夫そうな生地ですが、洗濯されて柔らかい風合いになっているので着やすそうですよね。何度も洗った生地は、裁断したときに布地がほつれにくくて扱いやすい上に縫いやすいんです。グレーのカットソーは薄手なので、手縫いもできますし夏用にいいかなと。グレーだけど水玉柄がかわいいので、男女ともに着られますよ」

今回選んだ3着の古着は、すべて1000円以下のお値打ち品。古着をリメイクするメリットには値段のほかに、洗濯されて柔らかくなった風合いにもあると良原さんは言います。

「子どもが着て心地いいかがいちばん大切だと思うんです。自分で脱ぎ着できない幼児にとって、新品の服、特にデニム素材の服などは、ストレッチが入っていたり、細身のものが多かったりと、着にくそうだなと感じたことがあって。なので、リメイクするときにはできるだけ太くして、デニムのように硬めな素材はウエスト回りに柔らかい生地をつけるなど、子どもがラクに過ごせるように気をつけています。新品で買った服が柔らかく着やすくなるころにはサイズアウトしてしまう可能性も高いので、はじめから着心地がよい古着を子ども服にリメイクするのは、理にかなっていると思います」

グレーのカットソー ¥500、ピンクのトレーナー ¥900、グリーンのパーカー ¥500(すべて税抜表示)

家族が大切にしてきたものを
受け継いでいくリユースの心

ご自身や旦那さまの服だけでなく、ご両親や祖父母など、家族が長年愛用してきた古着もリユースして有効活用している良原さん。最初につくった「袖パンツ」の素材は、実は良原さんのおじいさまが着ていた「フェルトのようになってしまったセーター」だったそうです。また、洋服だけでなく、道具や家具なども当たり前のように受け継いで使っているのだとか。

旦那さまが愛用していたデニムを息子さんのデニムパンツにリメイク

「おばあちゃんちの台所にあった鍋やボウルも、使い続けてきたからこその味わいがあって大好きです。実家から持ってきた道具に合うようにインテリアや家具も選んでいるので、わが家にあるものは何十年も使っている古いものばかり。古い道具は丈夫なものが多いですし、毎日の暮らしの中に家族のつながりを感じられるような気がして、心地いいんです」

味わい深い古い道具が並ぶ良原さんのご自宅

祖父母の代から使ってきたものを、当たり前のように暮らしに取り入れ、リユースしている良原さん。今回、セカンドストリート足立保木間店に訪れてみて、もっとリユースショップを活用してみたくなったと話してくださいました。

「これまで本やCDをリサイクルショップに売ったことはありますが、洋服を売ったことはなかったんです。セカンドストリートには、ブランド品だけでなく、手頃なファストファッションの洋服も売られていたので、私も何か売ってみたくなりました。店内もキレイでとても選びやすいので、取材の合間に自分用にも1着選んでしまいました」

実は撮影の合間にご自身のお洋服もセレクト。ショッピングもたのしんでいただけたようです。

後編では、セカンドストリート足立保木間店で購入した3着のトレーナーを使って、実際に「袖パンツ」をつくっていただきます。

ご家族から受け継いだステキなリユース品に囲まれた良原さんのご自宅にもおじゃまさせていただきましたので、どうぞおたのしみに!


※今回ご紹介したアイテムは1点ものなので、在庫がない場合もございます。また、取り扱いのない店舗もございますので、詳しくはお近くのセカンドストリートへお問い合わせください。
https://www.2ndstreet.jp/shop

文:川上純子 撮影:宮本慶香

INTERVIEW GUEST
  • 良原 リエ(よしはら りえ)

    音楽家。アコーディオニスト、トイピアニスト、トイ楽器奏者として、映画、TV、アニメ、CM、ミュージカル、他アーティストとの演奏、制作に関わる。2018年1月に発売された著書、『たのしい手づくり子そだて』(アノニマ・スタジオ)には、今回ご紹介した「袖パンツ」以外にもたくさんのリメイクアイデアが掲載されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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