1. トップ
  2. リコライフ
  3. ライフスタイル
  4. ママカメラマン・相武えつ子さんが教える、家族写真の素敵な撮り方。

素敵な家族写真で、たくさんの思い出を。

ママカメラマン・相武えつ子さんが教える、
家族写真の素敵な撮り方。

ちょっと前までは「男性の趣味」だった写真。でも、最近は携帯カメラやインスタグラムの普及により、男女問わず写真に興味のある方が増えています。今回は、インスタグラムでお子さんの素敵な写真が人気のママカメラマン・相武えつ子さんに、素敵な写真の撮り方や子供を撮影する時のポイントなどをお聞きしました。 (2017年11月28日作成)

「いまこの瞬間を撮りたい!」
というときには、携帯カメラでもOK。

いつぐらいから本格的に写真を撮り始めたのですか?

写真が好きだった夫の勧めで、8年前から撮り始めたんです。本格的に撮るようになったのは長女が生まれた6年前からですね。

子供さんをメインで撮る前は、どんなものを撮影していましたか?

子供が生まれる以前は、朽ちているものや錆びているもの、季節の風景を撮るの好きで、写真そのものが好きでした。子供が生まれてからは写真自体というよりも、子供を写真に残すことが好きになりましたね。

メインで使われているカメラは何ですか? また、愛用しているレンズはありますか?

カメラはCanonEOS6Dです。フルサイズ一眼レフの中ではコンパクトなので、手の小さい女性でも持ちやすいし、荷物が多いママでも持ち歩きしやすいと思います。レンズはシグマの50mm Art です。キリリとしたピントと、美しいボケが気に入ってます。

携帯のカメラで撮影することもあるんですか?

いまこの瞬間を残したい!という時には携帯のカメラを使いますね。例えば次女が抱っこされて寝てる姿とか、「カメラは手が届かないけど、携帯は手元にある」というような時。携帯はiPhone7で、インスタグラムにアップする際には、最後に少しだけClarendonのフィルターをかけたりしています。その他、明るさや色味を調整したいときになどはLRmobileを、フィルターとしてvscoなどのアプリを使うこともありますね。

自然体の子供を撮る時には
「話しながら、遊びながら」

子供を撮影する時に大切にしていることは?

「家族の『今』の風景を残す」ということ。写真の醍醐味は成長とともに変化する子供の表情、仕草、動き、そして私や夫との関わりといったものを残せることだと思っています。その写真を見返した時に、いつでもタイムスリップしたような気持ちになれるのがいいんです。

ほかに気をつけていることはありますか?

当たり前かもしれませんが、「子ども自身が嫌がる時は撮らない」ということ。6歳の長女は撮られることを楽しむ時もありますが、自由に遊びたい時も当然多いので、その気持ちを優先するようにしています。撮りたい……とムズムズすることもありますけど(笑)。

子どもを撮影していて、嬉しい瞬間は?

長女のほうから、「夕焼け空が綺麗だから海に写真を撮りに行こう」と誘ってくれたときは嬉しかったです。写真を通して素敵なものを一緒に見ることで「綺麗だね」とか「面白いなぁ」とか話ができるのがいいですね。

自然な表情を引き出すために気をつけていることはありますか?

普段の生活風景は、特に何も意識せず、自然なところを撮ってまいす。あとは、遊んだりお話しをしながら撮ることが多いですね。例えば、いま前歯が抜けてる長女と話しながら撮ると、当然歯抜けばかり見えるんですが(笑)、わざとイーっと見せてきたり歯を隠してみたりと、いろんな可愛い顔を撮ることができるんです。

逆に、子供にポーズを取ってもらうことはありますか?

目の中で輝く光、光が透ける柔らかな髪、ふっくらした頬っぺたのシルエットを撮るのが好きなので、余裕がある時は背景や光を意識して、綺麗な場所に立ってもらうこともあります。そんな時には、私からポーズをお願いすることもあります。でも、その後にリラックスして何かを思ったり感じたりしている瞬間が良かったりすることも多いですね。

昔の写真を見ると、
その時の匂いや音も思い出す。

写真をよく撮るようになって、生活に変化は出ましたか?

日常が楽しくなりました。ご飯を食べたり、着替えてたりする時間も愛おしくて、たまに撮影に時間を取られてしまって朝からバタついたり(笑)。子供と散歩してる時も、風に舞う葉がきれいだな、地面に落ちる影が面白いな、と季節を身近に感じられるようになって、どんな季節もウキウキするようになりました。

インスタグラムの写真が人気となっていることに対して、ご自身やご家族、お子さんはどう思われていますか?

子供たちも夫もとっても喜んでいます。長女にはみなさんからのコメントを伝えることがあるんですが、「可愛い」と褒められるとやっぱり嬉しいみたいですね。

昔の写真を見返したりしますか?

よく見返します! 忘れっぽく、日記も続かないものぐさな私にとって、写真を撮るということは今を残すことができる唯一のツール。以前の写真を見ると、その時の匂いや音までも思い出します。成長を喜びつつ、少し寂しくなったり、時に反省したり。そんな気持ちを子育てに活かせるといいなと思ったりもしますね。

子供の写真を撮ってみたい! と考えている方に、メッセージを頂ければと思います。

子供の成長は本当に早いので、「あの時こんなの撮りたかったなー」とか、「撮っておけばよかったな」と思うことがたくさんあります。必要以上にカメラにこだわる必要はなくて、携帯でも十分。どんな瞬間でも、それは「今」しかないので、とにかくたくさん残して欲しいですね。

相武さんのインスタグラムから学ぶ、子供の撮影のコツ。

相武さんの素敵な写真を見て、私もこんな風に撮ってみたい! と思った方も多いのでは? そこで、たくさんの写真が並ぶ相武さんのインスタグラムの中から、特に素敵な写真を編集部がピックアップ。撮影のポイントや、撮った時の状況や気持ちなどをお聞きしましたので、ぜひ真似して撮影してみてください!

その1:背景をシンプルに。

www.instagram.com/p/BVtw07wDmYK/?taken-by=aimue

『着物でハイチーズ』
七五三やハロウィンなど、おめかしした姿を撮るときなどは、背景をシンプルにすることで、より表情や衣装が引き立ちます。

「姉妹が可愛い着物を着てたので、家の中で一番スッキリした壁の前で撮りました。我が家の姉妹は、なぜか二人並んでの撮影を嫌がることが多いのですが、この時はお姉ちゃんがタコさんの顔をしているのを次女が面白がってくれて、うまく撮れました。マイペースでのんびりしてる長女、明るい次女という姉妹の性格が表れている気がしてお気に入りです」

その2:奥行きをつくる。

www.instagram.com/p/BbTssSKDcpC/?taken-by=aimue

『大好きなピンクと青の中で』
堤防や道路など、奥行きがあるものを撮るときには、それが伝わるように撮影すると素敵な構図に。

「いつも通る堤防なんですが、この日は大潮で満潮の時間帯で水浸しになっていたんです。空も海も水たまりも長女の好きなピンクと青色で、嬉しそうに堤防ではしゃいでました。少し危ないと思ったので近くで見守りつつ撮影したのを覚えています。ダイナミックな構図と水たまりに映った空の色を活かすために、あえて空はカットしています」

その3:陰影で見せる。

www.instagram.com/p/BX-DFTiDRgS/?taken-by=aimue

『ワーレーワーレーハー』
子供は明るい場所で撮影することが多いと思いますが、状況によっては陰影を生かして少し暗めに撮影することで、いつもと違った雰囲気に。

「扇風機を見ると『ワーレーワーレーハー』と遊ぶうちの娘たち。みんなで食べようと持ってきたスイカとともに撮りました。我が家の夏の風物詩なので、毎年撮影しています。真横から逆光で撮ることで扇風機の羽の色が透けて美しいんですよね。涼みながら気持ち良さそうなお顔をしていたので、表情がわかるような位置から撮りました」

その4:俯瞰で撮ってみる。

www.instagram.com/p/BPE9V1thEAG/?taken-by=aimue

『寝起き』
カフェごはんなどを撮るときに定番の、真上から撮る俯瞰での撮影。寝ている子供も、俯瞰で撮ることで新鮮でちょっとおしゃれな印象になります。

「寝ている長女を起こしに行くと、おふざけのキックが。バンザイをしながら寝ている子供らしい寝相と、奥行きを感じるキックの足がお気に入り。寝顔を俯瞰で撮りたい時には、手足も入るように広い画角の24mmレンズで撮ることも多いですね」

その5:遠くに、ポツンと。

www.instagram.com/p/BX6VVQRj_bU/?taken-by=aimue

『夏の中』
広がりのある風景を撮影するときには、あえて被写体も小さく入れてみるのも面白いですね。ワンピースとリンクしたガードの赤や、遠くに見える雲や鉄塔も素敵に見えてきます。

「実家近くの風景が好きなので、夏らしい雲と青い田んぼとともに撮影。富山平野の広い空を感じてもらいたかったので、思い切って引きで。長女を小さく入れることで、より広く感じてもらえるといいなと思い撮りました」

その6:前ボケを生かす。

www.instagram.com/p/BZBA36CDduT/?taken-by=aimue

『お花の中でルン』
「お花が大好きなうちの姉妹。次女はお花を摘み、長女は図鑑を持って出かけるほどです。遠くまでお花畑を見に行ったこの日、キバナコスモス畑を見た瞬間、長女の目が輝きました。

綺麗なキバナコスモスをフレームの中にたくさん入れれるよう構図に工夫しました。引きで撮ってトリミングしています」

「写真が撮りたいけど、やっぱりちゃんとしたカメラじゃないと…」とお思いの方もいるかと思いますが、相武さんがインタビュー中に語ってくれたように、「どんな瞬間でも、それは『今』しかない」のです。たとえ携帯のカメラであろうと、愛情を持って撮影すれば、それは素敵な写真になるはず。子供でも風景でも、心が動いた瞬間を写真に収めてみてはいかがでしょうか。

INTERVIEW GUEST
  • 相武えつ子

    家族の愛のカタチをリデザインする情報サイト「コモドライフ」で連載ページを持つ。 インスタでは5万人のフォロワーを持ち、多くの年齢層の支持を得ている。 愛知県在住で2人姉妹のママ。 子どもとの愛おしい日々をカメラに収め、インスタグラムにアップする日々。 2015年にシグマフォトコンテスト優秀賞を受賞するほどの腕前。 instagram:@aimue

Good!
この記事にGood!する